女優若村麻由美さんの豆まき


NHKの朝の連続ドラマの「はっさい先生」の主演女優である若村麻由美さんのドラマは、まったく見なかった、どこかの病院の入り口に、剣道姿の警察か何かのポスターで見た記憶がある。その時「はっさい先生」という題名だけが頭に入り、「はっさい」の意味も分からじまいである。今でも若村さんがドラマにでると「はっさい先生」と呼んでいるので、それはおかしいとよく言われる。

私も、暇な方だから、若村麻由美さんの豆まきがあるとの知らせを聞き、池上本門寺に行くことにした。一二度しか乗ったことがない五反田から池上線に乗り、池上駅で降り、池上本門寺へと向かった。好日で道路に面した総門をくぐると、一木の桜は満開に咲き誇り、豆まきの見物客は早咲き桜を見ながら、山門から境内に吸い込まれていった。
山門から境内に入ると、大堂から二階位の高さの仮設の廊下が山門の方に伸びて、そのそのまわりを見物人がぐるりと囲み、今か今かと集まっていた。

豆まく芸能人、スポーツ選手、地元の著名人が、仮設の廊下のどの位置にくるかはまったくわからず、山門に近い所で、人を押しのけ、仮設の廊下の下で待機をした。しばらくしてから豆まきをする人の名札が仮設の廊下に張り出された。運がいい、若村麻由美さんの名札は待機していた目の前となり、カメラの距離を四、五メートル、シャッタースピートを200にして、シャープな写真の撮影の準備をした。

【総門とその先の早咲き桜】


【山門(三門)】


【大堂から伸びた仮設の廊下】








一遇の好位置でシャッターを切ることができ、笑顔もきれいで、気持ちのいい美人の豆まきでした。投げた豆には見向きもせず夢中で写真を撮っていたのに、なぜか彼女の投げた二袋の幸運の豆がバックに入っていた。見物人を引きつけ、歓喜の女優のオーラは、さすがと感心しました。
(2017年3月19日掲載)